1週間のご無沙汰です!「司会の〇〇でございます。」
というわけではありませんが、これを読んでクスクスしている貴方。
もしかして私と同年代だったりして・・・(笑い)
このところ、公私共に雑用に追われていたため、少しさぼってしまいました。
連日の蒸し暑さに体は疲れていますが、気を引き締めて参りましょう。
いよいよ明日開催されるのが、以前お伝えした〝あざれあメッセ2011〟です。
会場は静岡駅から徒歩数分と便利なので、是非足を運んでみてください。
静岡県内の設計事務所が数多く紹介されている 『紡ぐ』 という冊子が、無料
配布されるお得なイベントです。
冊子に興味をもたれた方は、幣所までご連絡をいただいても構いませんよ。
来週は、もう8月ですね。皆さん、気合を入れてこの暑さを吹き飛ばしましょう!
少し間が空きましたが、〝建築ウォッチングin横浜〟の続きをお伝えします。
前回は、元町公園内に建つアントニン・レーモンド設計の 「エリスマン邸」の
お話をしましたが、その斜め向かいに建っているのが 『山手234番館』 です。

この建物は、関東大震災後の1927年(昭和2年)に、外国人のための共同
住宅として建てられました。
成長した街路樹が、ほどよく建物に影を落としてくれています。

左右対称形の外観は、当時1階の左右とその上階に各2戸づつの計4戸の
住宅が配されていたことを表わしているようです。
それにしても、かなり洋館の雰囲気が漂う感じがしますね。

シンプルな造りの階段に見えますが、正面窓のデザインや真鍮製の手摺が
アクセントになっていて、抑制の効いたインテリアに仕上がっています。

無垢の床板、白く塗られた壁と天井、真鍮製のカーテンレール、壁埋込みの
暖炉、これら本物の質感は時を経た今でも、見る人を感動させてくれます。

お洒落な料理が運ばれてくるような、メイン・ダイニングルームです。
静かで上質な設えが心を落ち着かせてくれる、不思議な空間を体感しました。

山手本通りを歩いた先には、『港の見える丘公園』 に到着です。
この公園内にも、まだまだ見所が沢山あるんですね。
そのお楽しみは、この次までとっておくことにいたしましょう!
先日、『伎倍の森コミューン』 の中間検査が行われました。
この家は〝木のいえ整備促進事業〟といって、一定の要件を満たす長期優良住宅
の認定がされているため、国から120万円の助成を受けています。

ダイナミックな大屋根が、青空によく映えています。
屋根の上に設置してある天窓は、電動リモコンによる開閉式なのでとても便利。
しかも雨センサーが搭載されているため、天窓を開けたまま外出できる優れものです。

第3者機関の検査員が、時間を掛けて隅々までチェックしていきます。
主にこの段階では、構造 (図面に指定してある金物やボルトが取り付けてあるか) と
防水 (雨が入らないための適切な措置がなされているか) に関する検査を行います。

2階にも上がって、構造体の接合部をひとつひとつ見て回っていきました。

1階の吹抜け部分を見上げたところです。
骨太の構造材、透湿性の高い耐力面材、接合金物、設備配線や配管といった、完成時
には隠れてしまうものが、今だけは全て見ることができます。
その 「構造見学会」 は24日(日)に開催されますので、詳しくは (株)アトリオさんの
HPをご覧になってください。
昨日、台風の影響で風雨が強まる中、『島田・茶庵 』 の現場へ行ってきました。

写真が暗くて分かりにくいのですが、こんな土砂降りの天気でも、現場は窓を
開けて仕事を進めています。
屋根の先端から窓までの距離が3mくらいあるため、横殴りの雨でも室内に
吹き込んでくることはなく、安心して自然の風を流すことが出来るのです。

以前撮った写真ですが、いかに屋根の出が大きいかがよく分かりますね。
家の通風を考える時、ただ窓を沢山設ければいいという訳ではありません。
その土地の風の道を読み込んだうえで、出来る限り涼しい風が吹き抜けるよう
効果的な位置に窓を計画します。
この時、家の中に入り込んでくる夏の強い日射をいかに遮るかがもうひとつの
ポイントですが、ここで深く張り出した大きな屋根が役割を果たしてくれることを
案外忘れがちなんですね。

大工仕事中心の木工事が、いよいよ終盤です。
難易度の高い階段の取り付けが、おおよそ完了していました。
最近では、階段セットと呼ばれる既製品 (住宅建材メーカーが材料・仕様・寸法
を全て決めていて、部材の加工も工場でプレカットされている) が多く用いられて
いるようですが、毎日使う階段は手すりを持たなくても楽に昇降できるものであり
たいと、常に拘っている箇所のひとつです。
Uの字に回っていく折り返し階段の間仕切壁の厚さは、3cmしかありません。
その分、階段の巾が広く取れ、しっかりと握れる手摺を設けることも可能になる
からです。
家の中の事故が非常に多い階段を、疎かにしてはならないと思うのですが・・・。
昨日は朝の3時に目が覚めたせいか、長い長い1日でした。
いつもはこんなに朝早く起きないのですが、こういう特別な日は脳が興奮状態で・・・。
夢に〝なでしこのメンバー〟が現われて、目の前で澤さんがボレーシュートを決め、
日本が優勝! もう嬉しくて、感動して、信じられない~(これすべてが夢の中)
目覚めた時には、「夢か~、でも何かが起きるかも?」 と、不思議な気持ちに。
相方と一緒にTVにかじりつき、最後まで声援を送りました。
そんな中、サッカーの神様は本当に降りてきたんですね。
誰がこの結末を予想していたのでしょうか?
まさに筋書きの無いドラマというか、最後は鳥肌が立ち、涙が溢れていました。
月並みですが〝なでしこジャパン〟おめでとう!そして、ありがとう!

うちの子たちも刺激を受けたのか、格闘が始まりました。
いつもは兄のノア(下)が仕掛けるのに、今日は妹のカノン(上)が気合十分です。
なでしこパワー恐るべしですね。

降参のポーズ。これになったら、カノンは即退散です。
いくつになっても甘えん坊のノアは、お腹を見せるのが大好き。

勝利に酔いしれたときは、すぐにこの表情を見せたがるカノン。
何かを訴えているような、その眼差しの先には・・・。
あなたは金メダルよりも、やっぱり〝うまみチキン味〟の方がいいのかな~
今月の30日(土)に、静岡市内にある静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
で、〝あざれあメッセ2011〟が開催されます。
今回は、静岡男女共同参画推進条例制定10周年を記念して、たのしく・明るく・
元気よくをキャッチフレーズに、子育て応援に目を向けたイベントとなっています。
『感・食・販・育・遊・学・伝』 のテーマに沿って、各フロア(B1~6Fまで)貸切で
それぞれが楽しめる内容になっていますので、興味のある方は是非お出かけに
なってみて下さい。

ちなみにこのイベントに来場された皆様には、幣所HPの近況報告でも紹介して
いますように、静岡県内の設計事務所や建築関連会社を掲載している〝紡ぐ〟
という冊子が配られます。
子育てのことを考えつつ、これからの住まい方も少し勉強してみようと思われて
いる方は、何か新しいヒントが見つかるかも知れませんよ。
以前お伝えした〝建築ウォッチングin横浜〟の続編です!

横浜山手地区の山手本通りを北進し、元町公園に入ったすぐのところにあるのが
この 『エリスマン邸』 です。
この邸宅は、スイス人貿易商エリスマンの私邸として、1926年 (大正15年) に
建てられました。

1階のリビングは、往時の暮らしぶりを思い描くように家具や調度品が展示されていて
来場者を飽きさせない工夫が伺えます。

庭に面した位置には、大きな窓を設けたサンルームがありました。
ゆったりとした時間が流れていくような、とても魅力的な空間です。

案内パネルの下に記されているように、この中には喫茶室が用意されています。
山手地区を眺めながらのティータイムは、気分をリフレッシュしてくれることでしょう。

設計者は、「日本現代建築の父」 と呼ばれたアントニン・レーモンドです。
このパネルに紹介されている建築五原則は、日本建築界に大きな影響を与えた
言葉として、今でも語り継がれる建築の原点と言えるのではないでしょうか。
基本に忠実でありつつ、新しい世界に挑戦する勇気を持って、これからも建築に
真摯に取り組んでいかなければならないと、考えさせられた1日でした。
昨日お伝えした、住宅案内の続きです。

本降りの雨の中、 『浜松・山東庵』 を熱心に見学をされていました。
軒を深く出す (屋根を長く伸ばして、家を覆うこと) メリットが、こういう天気でも
役に立つことを実感していただけたようです。
雨の日でも窓を開けて、自然の風を通すことが出来ることに驚いていました。

こんな暮らし方が天気に関係なく実現できるなんて、羨ましいと思いませんか?
ただし室内の仕上げ材には、湿度調節が出来るものを選択したほうが望ましい
ことを、どうかお忘れなく!

天気が良い日には、こうしてデッキの上で読書三昧に耽ることも出来るのです。
いかに、陽射しを遮ることが大切かを教えてもらえる瞬間ですね。

優しく家を包み込むような大屋根が目を引く外観です。
これから本番を迎える暑い夏に向けて、この屋根が住まい手を守ってくれることでしょう。
見学を希望される方は、幣所HPからお問い合わせいただければと思います。
実際住まわれている方のお話を直接聞きながら、家づくりの参考になさったら
いかがでしょうか。
先週末から仕事に追われていたため、少しブログに間が空きました。
梅雨が明けたことだし、本格的な夏に向けて気分一心といきたいところですが、
この暑さ何とかならないですかね~
七夕の日に、2軒の住宅を案内しました。
1軒目は、これまでブログやHPで紹介している〝伎倍の森コミューン〟です。

当日は生憎の天気でしたが、窓を開けても雨が振り込まない大屋根の魅力を
体感していただけたように思います。

工事途中の見学は、完成時と違った視点で感じることが大切です。
木造住宅の場合、一般的には壁の量とそのバランスで耐震性の優劣を判断する
ことになっています。
全体を見渡して壁よりも窓の総面積が大きくはないか、窓の設置箇所が偏って
いないかを、ご自分の目で確認されたらいいのではないでしょうか。

構造上主要な骨組みを全て確認できるのも、工事中見学のもうひとつの特徴です。
柱や梁、屋根を支える材の大きさや材質、その表情を間近で味わうことが出来ます。
長期優良住宅を取得している〝伎倍の森コミューン〟の構造見学会は、今月の
24日(日) を予定しているそうです。
詳細については (株)アトリオさんのHPをご覧下さい。
この続きは、また明日のブログで!
今年の夏はどうなるのでしょう。
まだ7月に入ったばかりなのに、連日真夏日を記録して早くもバテギミです。
思えば昨年の夏も暑かったですね~

8月に、六本木の 「国立新美術館」 で開催された〝オルセー展〟の様子です。
この日の東京は早朝から気温が上昇し、頭がくらくらした記憶が蘇ってきます。

美術館の周りを何周もするように、長蛇の列が続いていました。
木陰に入ると、皆ほっとした表情を浮かべていましたね。

美術館のデザインの特徴であるガラスルーバーを見上げたところ。
猛暑に見舞われたこの日、日射遮蔽効果がどれほどあるのか疑問でした。

2時間ほど外で並んだ後、ようやく中に入りました。
コンクリートの宇宙船が浮かんでいるデザインはインパクトがありましたが、
美術鑑賞をする上で果たして必要なものなのでしょうか?

中に入っても、すぐに展覧会場へ行けるわけではありません。
もう並ぶのに限界を超えた方は、喫茶コーナーへ向かう方も・・・。
それにしても、東京の美術館人気は想像を超えていました。

何とかお目当ての展覧会を鑑賞した後、お腹が空いたのでレストランで休もうと
思ったら、これがまた長蛇の列 (左手前の行列)。
結局、地下のセルフショップでカレーライスを食したのでした。
私が一番心が安らいだのは、2~3階のこの通路空間の連続格子。
日本人特有のDNAが、そうさせたのでしょうか。