今週の24日(土)にオープンハウス (現代民家・爽) を開催します!
建主と納得がいくまで、打ち合わせを重ねて造り上げた素敵な住宅です。
「デザインは機能を持ち合わせていないと意味が無い」 という信念のもと、簡素でありながら
質の高いデザインが行き届いた家が、出来たのではないかと思います。
詳細は、幣所のHPから近況報告をご覧下さい。

建主から送られてきた外観写真です。
また自ら、このようなコメントも添えていただきました。
オープンハウスを通じ、 私としても、「家を真面目に時間をかけて考える」 そういう方々が
一人でも増えてくれればと願っています。
週末のひと時を、ともに過ごしてみませんか・・・。
皆さんは普段、家の階段をどのように見ているのでしょうか?
「上下階を移動するするためのものだから、さほど気にして見ていない。」
「階段の下はもったいないから収納にしてある。」
「必ず1回は階段から落ちたわね。」
といった話が、よく聞かれるのを耳にします。
最近の住宅で当たり前のように叫ばれているのが、〝バリアフリー〟という言葉。
床に段差を付けないとか、必用な箇所に手摺を設けるとかすれば、それでいいと
思われていますが、はたしてそれだけで満足できるものなのでしょうか?
私は家の中でもっとも危険な階段こそ、きちんと考えるべきだと思うのです。
2世帯住宅や3階建て、2階リビングのケースが増えていることを考えると、ここは
しっかり階段の設計を見つめなおす必用があるのでは・・・?

2007年に竣工した 『浜松・風光庭』 の階段です。
軽やかに見える階段に、思わず触りたくなるような手摺を合わせてみました。
実際は手摺を持たなくても昇降できる階段に、3世代の家族みんなが満足されています。
毎日利用する階段だからこそ、無理なく楽しく昇降し、かつ美しいものであってほしい。
2階へと自然に足を運びたくなる仕掛けが、階段には大切な要素のひとつなのです。
住宅分譲地における平坦地、都市の中における狭小地、山間地における斜面地など、
それぞれ与えられた条件をクリアするために知恵を絞る。
家のどこが居心地が良いのか、景色を取り込む窓をどう切るか、外部へのアクセスを
どう考えるか、上下階を繋ぐ階段はどこに設けるか等々、思考する内容は膨大だ。

この家は、階段の踊り場から外に出られるバルコニーを設けてみた。
なぜなら、敷地の北側がちょうどその高さ分だけ高くなっているからだ。
裏の畑との関係が緊密になり、気持ちいい木のデッキも実現できた。

どうせなら、その向こうに広がる山を取り込みたいと考え、大きな窓になった。
この眺望と、立地はここにしか存在しない。これを活かさない手は無い。
設計の醍醐味は、こういうところにあるのではないだろうか。
興味をもたれた方は、幣所のHP 『近況報告』 をご覧ください。
この家 『現代民家・爽』 のオープンハウスを、24日(土)に開催します!
これが、まるで野生に帰ったかのような激しい戦い!
といっても、お兄ちゃんはお腹を見せて、余裕たっぷりの寝技攻撃を仕掛けます。
妹は尻尾を綿菓子のように膨らませて、興奮状態!
でもこの戦い、そんなに長続きはしないのです。
気が付けば、もう何か次のことを考えているのか、じっとどこかを見つめています。

僕はまだまだ大丈夫だと言わんばかりの、ノア兄ちゃん。
横にいるPLEOのザウ君の方が、疲れて寝てしまいそうだあ~
ところで気になるノアの視線の先には・・・。

ソファの上で戯れているのが、今まで戦闘モードだった妹のカノンです。
ちょっと助けてよ~と、目で訴え掛けられると、もうだめですね。
この愛くるしさが、1日の疲れを癒してくれていると感じるのは、私だけでしょうか?
敷地を見た瞬間に、「これは2階リビングしかない」と心の中で決めていた。
地面が地形の関係から多少窪地になっているため、1階の条件はあまりよくない。
それに対し、2階はパノラマ状の素晴らしい景色が広がっている。
この眺めをドラマチックに取り込もうと、窓の配置や大きさには気を配った。

中でも慎重に決めたのが、2階リビングの窓の切り取り。
外の景色が開けている方向に、横長の開口を設けてみた。
屋外バルコニーがあることで、空中に浮いている錯覚さえ感じる。

バルコニーからの景色は、最高の一言!!
美味しい空気を吸いたい方は、今月24日(土)のオープンハウスで体感を。
詳細は、幣所HPの近況報告をご覧下さい。
今から10年前に完成した家( 作品集2000年 浜北・街道筋にある家 )ですが、
外装に使用した板材が銀鼠色に変化してきました。

交通量が激しい通りなので、この外観は一際目立っています。
向かって右の板壁は、車の遮音と日常の生活を守るために必要不可欠のものなのです。

2階へ上がる階段のワンショット!
出来上がった当時は、杉材・楢材・土壁・合板がそれぞれ主張し合っていましたが、
今はほどよく溶け合って、いい表情を醸し出しています。

裏庭の老木が残念ながら枯れてしまったのですが、ご主人が切り株に手摺を付けて
椅子にしてしまうとは!!
生活を楽しんで、暮らされている様子が目に浮かびます。
外壁は、オリジナルの左官仕上げになっています。
2階からの眺望を活かすため、リビングの開口は最大限の寸法!


写真では分かりにくいのですが、裏手にまわると土地にかなりの高低差があります。
その点を利用して、直接裏の土地にアクセスできるバルコニーを設けてみました。
建物越しの正面の景色は、素晴らしいの一言に尽きます。
新緑の季節、美味しい空気を吸いに来られませんか?