猫たちとの暮らし!
2020年 07月 27日
今年に入って間もなく、新型コロナウイルスの感染防止が叫ばれると、政府からの
自粛要請を受け、ステイホームを送ることが多くなりました。
メディアは連日コロナの話題を取り上げ、最初は感染者の数字に一喜一憂していた
のですが、ここまで長期戦が続くと少しは疲れを感じないわけにはいきません。
そんな時、疲れを癒して欲しいという声に応えてくれるかのように、動物を扱った
TV番組が数多く放映されるようになりました。
中でも、飼い主からの投稿による犬や猫の動画は、思わず笑みが零れてしまいます。
動物たちとの暮らしは、日常のストレスを発散させてくれるのでしょうか。
我が家には二人のこども(親バカかもしれませんが、家族の一員なのでこう呼んでいます)
がいて、帰宅するといつもお迎えに来てくれます。
右がノアくん(11歳の男の子)、左がクルミちゃん(1歳の女の子)で、硝子越しの姿を
見せてくれるだけで疲れが吹き飛んでしまいそうです。
家の中に猫の視線を考えた仕掛けをしておくと、暮らしが豊かになるような気がします。
時には、こんな想定外なことが起こります。
床の間の幕板上からこちらに視線を向けているのは、遊び盛りのクルミ。
右手の床柱を這いあがっていったと思われますが、達成感に溢れていました。
もしかしたら、坪庭を上から覗きたかったのかもしれませんね。
フロアスタンドに抱きついているジジを獲物と思い込み、必死に捕らえようとしている
仕草が何とも可愛らしく、思わずシャッターを切りました。
この子は歯が丈夫なのか、ジジを床に落とした後は、決まって時々ワイヤーを噛み切ろう
としているから驚きです。
自在に手元を明るくしてくれるスタンド照明はとても便利なのですが、それ以上にクルミ
にとっては良い遊び道具なのでしょうね。
リビングの障子をよじ登ろうとしたこどもは、これまでおりませんでした。
障子の横桟に前と後ろの足を器用に掛けている後ろ姿は、まるでアスリート。
家の断熱と調湿を考えて障子を嵌めてみましたが、この懸垂のような活用も
有りなのかも?と思ってしまいました。
とにかく、家の中を走り回ったり、ジャンプを繰り返したりするからなのか、
足の筋肉がムキムキしてきたみたいです。
作品集で紹介している「遠江・奏庵」は我が家なのですが、そこに写っている初代の
愛猫(ベル)から全員がこの梁を渡り歩いてくれています。
この行動は設計段階で描いていたものなので、本当に嬉しかったですね。
ノアとクルミは時々ここでバトルを繰り広げて、たまにクルミが落下しそうに
なっていますが、二人にとっては楽しい遊び場になっているようです。
遊び疲れた後は、ノアの背中を踏み踏みするリラックスタイムに。
クルミはノアのことが大好きなようで、いつもノアの面倒を見ています。
二人にとって居心地がいい場所は季節によって変わりはしますが、寒い時期は
決まって私のベッドの上がお気に入りのようです。
我が家にとって、この子たちは欠かせない存在になりました。
音に敏感で気が優しく甘えん坊のノアと、寂しがり屋でよく鳴きよく遊ぶクルミは、
いつもそばに居て励ましてくれる良きこども達です。
私達の想像を超える行動は驚きの連続ですが、それよりも良い勉強になっています。
二人が住む家は覗き窓あり、空中の場があり、吹抜があったりと、少し変化にとんだ
遊園地のような居場所だと思っていることでしょう。
猫たちとの暮らしは、飽きのこないドキュメンタリー映画を見続けているようです。
by mura-toku
| 2020-07-27 14:39
| 癒し