ウッドデザイン賞2017受賞!
2018年 02月 08日
昨年竣工した ❝ 掛川市森林組合新事務所 ❞ が、ウッドデザイン賞2017を受賞しました!
この賞は、木材・木製品を利用する消費者が木の良さや価値を再発見できる製品・取組を顕彰し、
森林・林業の活性化や木のある豊かな暮らしの実現を図る取組として、2015年度から始まりました。
3年目となる今年度は、全国から453点の応募があり、このうち建築物は64点が選ばれました。
私たちが受賞した部門は、ソーシャルデザイン部門(木を使って地域や社会を活性化しているもの)
で、建築・空間・建材・部材分野(審査員分野長は建築家の隈研吾氏)になります。
こちらは、昨年の12月に東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2017」で、ウッドデザイン賞受賞
作品が展示されたときの紹介パネルです。
審査委員会からは「地域産の木材を美しく、無垢材による安心感をもたらす場所としてデザインされた
良質なオフィス空間。執務のしやすさに留まらず、新たな木材利用の見える化を表現した情報発信拠点
としても有効である。」と、評価のポイントが寄せられていました。
新事務所の全景を眺めた写真です。
木造2階建てで、手前側には木の骨組みを表し、無垢材利用を意識したデザインとしています。
右に向かって屋根がせり上がり、躍動感のあるダイナミックな外観に仕上がりました。
ここを通りがかった人からは「何だ、これ?」と、思わず見てしまう建築になっているようです。
入口を入ると、手前の土間空間から事務室が繋がるようになっています。
先ほどの外観写真で紹介した木の骨組みが、規則的に連続しているのがよく分かります。
この骨組みで使用している木材は杉の無垢材で、全て地域産にこだわりました。
また、この骨組みの間に見えている板張りのような面は、実は厚さが12cmもある杉の無垢パネル
で、構造材・断熱材・仕上材を兼ねたものとしてチャレンジしています。
賞状授与のご褒美として撮影していただきました。
これにおごらず、今後はさらなる上を目指して精進していきます!
by mura-toku
| 2018-02-08 16:43
| 建築