“JIA静岡第1回建築ウォッチング” 報告1!
2014年 07月 17日
6月5日~6日の2日間、“JIA静岡第1回建築ウォッチング” を行いました。
私が所属している公益社団法人日本建築家協会東海支部静岡地域会
(通称JIA静岡)では毎年3~4回、気になる建築を実際に見に行くツアーを
企画実行しています。
今回は、JIA静岡としては初めての1泊2日とあって、多くの参加者が集いました。
なかでも注目は、建築家・益子義弘氏設計の軽井沢山荘を氏の解説付きで
じっくり内部まで見学できること。
静岡出発の車内では、早朝からヒートアップしていました。

最初に見学させていただいたのは、三笠の山荘です。
敷地内にあった大カエデを活かした配置と開口部の取り方は絶妙で、見学者一同
目を皿のようにして見入っていました。
2棟のボリュームに合わせた形態とその置き方は、新築とは思えないほどまったく
違和感なく、その土地の風景として溶け込んでいたように思います。
小雨が軽井沢の新緑を美しく演出していたのも、とても印象的でした。

次の見学先は、南が丘の山荘です。
閑静な別荘地の中に、ひっそりと佇む平屋建ての建築は、静かでコンパクト。
窓から見える風景を切り取る開口部は圧巻で、皆がうなりながら見学をしていました。
建築は全体のプログラムを構築するのが重要だと言われていますが、この山荘は
それだけでなく、プラン・プロポーション・ディテールの全てにおいて密度の高い
完成度であったように思います。

その益子氏の講演会を、7月19日(土) に浜松市で行うことになりました。
場所は静岡文化芸術大学で、JIA静岡が主催しています。
詳細については、JIA静岡HPをご覧ください。
きっと、住まいや建築に対する興味深い話が聞けるかと思いますよ。
by mura-toku
| 2014-07-17 10:23
| イベント