「濱松・京田郷の家」 が上棟しました!
2013年 06月 21日
前回のお話から、少し間が空いてしまいました。
〝濱松・京田郷の家〟の工事は、順調に進んでいます。
以前のブログで紹介しました 「表層地盤改良工事」 が終わった翌日から、基礎工事が
始まりました。鉄筋がかなり密に入っているのが、お分かりでしょうか。
それもそのはず、この家は 『長期優良住宅』 の認定を受けていまして、家の強度を判定
する耐震等級で最高の3等級をクリアしました。
コンクリートの打設が完了し、型枠 (コンクリートを流し込む時に定められた基礎の形に
なるよう、合板や鉄製のパネルで仮の壁をつくる材のこと) が外された状態です。
敷地の高低差を利用した設計にしたため、一部高さの高いコンクリート基礎も見えます。
構造材建て方2日目の写真です。
区画整理された新興住宅地の中に溶け込みつつ、少し主張する外観にしてみました。
道路と反対側に傾斜を取った大屋根が、印象的に映ります。
対照的に南側の外観は、オーソドックスなデザインでまとめてみました。
ただし大屋根の軒の出 (屋根先端までの水平距離) は、夏の強い日差しを防ぐため
1.5mに設定してあります。
この夏の現場は、さぞかし快適な環境になることでしょう。
1日掛けて構造材の検査と仕分け作業をした材が、問題なく納まっていました。
安定感のある骨組みを見る時は、いつでも感動を覚えます。
前述のように、この家は地震に強い最高の評価を受けていますが、実際は不利と言わ
れている吹抜けをかなり大きく設けています。
吹抜けの配置と全体のバランスを予め計算しながら設計さえすれば、開放的な空間を
用意することは決して無理ではありません。
こうして、無事に上棟式が行われ、梵殿が上がりました。
これから、長丁場の現場仕事が始まります!
by mura-toku
| 2013-06-21 17:42
| 建築