「磐田・直庵」 の建主打合せ!
2013年 04月 26日

前回のブログで紹介させていただいたように、〝磐田・直庵〟の吹抜け空間が
形になってきました。
平面の板を曲面に張り上げていくには相当の技量が必要ですが、仕上がりは
何物にも変えがたい不思議な空間になりました。

玄関から真っ直ぐ伸びた先には、ダイニングキッチンが広がります。
朝日が射し込む明るい空間は、食事をする上で大切な要素のひとつ!
正面の窓を大きくしてあるのは、それを実現するためでもあるのです。
写真右奥の壁に造作家具 (家の寸法に合わせてオーダーメイドの家具を造る)
を予定していたので、現場にて建主を交えて打合せを行いました。

弊社で描いた施工図 (ミリ単位の精度を要求するために1/1~1/5程度の縮尺
で描く図面。クオリティーを高めるためと造作の内容を把握しておくために必要な
もの。) をご覧いただきながら、スタッフが家具の説明をしているところです。
引き出しの高さや仕切りの寸法、棚の枚数やピッチ等は、住まい手の要望を確認
しながら微調整していきます。

場所は変わって、広間の収納に移りました。
壁埋め込みの収納内に設ける棚の高さについて、建主自ら現場に立ち確認をして
いただきました。コンセントやスイッチの高さ確認も、並行して行っています。

これら現場にて打合せした内容を、施工者に指示することも大切な仕事のひとつです。
描いた図面から変更になった部分は特に重要で、瞬時に伝えなければなりません。
押入れ・物入れ等の収納や造作家具は毎日使うものなので、デザインだけでなく
機能性も考慮して決定していく必要があるように思います。
大工による木工事が終盤に差し掛かってきました。
これから、板金や左官職人によって仕上げが施されていきます。
工事中で一番わくわくするのは、いつなのか?
私は、迷いなく 「今でしょう!」 とお答えします。
by mura-toku
| 2013-04-26 10:20
| 建築

