「磐田・直庵」 の構造材確認!
2012年 12月 26日
前回のブログでお伝えした〝磐田・直庵〟ですが、来月の上棟に向けて、構造材の
準備が進んでいます。

最初に紹介するのは、家の骨組みとして用いる梁材 (水平方向に渡す角材) を
選定しているところです。
地元天龍産の杉材を乾燥させたあと、木肌・色艶・節・割れ・ねじれ等を見ながら
良材と判断したものを決めていく作業です。
材の上にちょこんと載っているのは、木の水分を測定する機械。

そこを見てみると、測定器は18.5%を指していました。
材の各所に当てていくわけですが、この材は概ね20%を下回っていたため、合格。
次は、この梁材のどこの部分を使用したらいいかを目を凝らしながら検討します。

端部の割れや死に節を避けて、使用部分に墨を付けていきます。
この梁が化粧材 (家が完成した状態で見える梁) ならば、どの面を見せるのかも
合わせて決めていくので、間違いはありません。

この後は、化粧柱の選定です。
図面を見ながら、どの位置にどの柱をどの向きで立てていくかを決めていきます。
国産杉の良材を、化粧柱として生産している産地から取り寄せたものを選定して
いく作業は、毎回楽しいひと時です。

今回の家は、通常 (4寸角) よりも太い化粧柱を使用するため、その材も合わせて
確認しました。右側の2本が6寸角、左側の1本が5寸角の柱です。
全て申し分の無い材で、これを使用することに決定しました。

一転して、木材加工場の風景です。
今回は屋根を起らせている (屋根がカーブを描くように曲面にする) ため、土間に
その曲線を描いています。

専門家はすぐに理解できるかと思いますが、構造材を原寸で描いたところです。
これを見ながら、大工職人は木を一本一本手作業で加工していくための、大切な
下絵なのですね。

土間に描いた屋根の曲線の上に細い角材を置き、全体の表情を確認します。
緩やかなカーブが自然に描かれていたので、文句無しの合格!

1年近く掛けて準備した天竜杉のタイコ梁の一部が到着しました。
長さ10m、適度な曲がりをもったこの材は、この後どのように変身するのでしょうか?
この続きは、次回のブログにて紹介します~
by mura-toku
| 2012-12-26 11:22
| 建築

