「磐田・直庵」 の砕石パイル!
2012年 12月 14日
先月、地鎮祭が行われた〝磐田・直庵〟ですが、工事は順調に進んでいます。
通常は、敷地に家の位置をテープ等で張ってから、すぐに基礎工事(掘削)に
入るのですが、今回はその前に家の足固めをする工事を行いました。
それは、近隣の地盤データと、現地での地盤調査結果を照らし合わせながら
検討した結果、表層の地盤が多少弱いことと液状化が発生する可能性がある
ことが分かったからです。
そこで、最近、環境保全やリユースの視点から注目されている 『天然砕石
パイル工法』 を〝浜松・彩庵〟に引き続き、採用してみました。

少し見にくいのですが、ピンクのテープが家の外周、ブルーのリボンが砕石
パイルを施す部分です。
地盤の状態にもよりますが、パイルを約2~2.5m間隔で施工していきます。

最初に行うのは、大型機械の先端に装着したドリルを正確にあてがいます。

動力によりドリルを回転させながら掘削を行うと・・・。

ドリルに巻きつくように地中の土が持ち上がってきました。

こうした掘削を目標の深さまで何度か行うと、土の量が減っていきます。
この段階では、実際の土を触診することで土質や水分の確認も行われていました。

掘削が完了したら、実際の掘削巾と深さを測定します。
目標の数字を確認してから、いよいよ砕石の投入です。

重機を用いて、天然の砕石を慎重に投入していくのですが、この時ドリルを上下動
して転圧をも同時に行っていくのが確認できました。

砕石投入が完了した部分です。
ここまで要した時間は、1箇所あたり30~40分程度でしょうか。
セメント系の固化材を使用する工法と違い、すぐに次の工程 (基礎工事の掘削等)
に入ることが出来るのも、メリットのひとつと言えるのかもしれません。
一方、家の骨組の下ごしらえも作業場にて進行中です。
次は、その紹介をさせていただきたいと思います。