「浜松・彩庵」の 断熱材!
2012年 07月 13日
今年の梅雨は大雨・強風・落雷と、想像を絶する被害の模様が報道されていて、
本当に驚くばかりです。
いくら現代の技術をもってしても、自然の猛威には叶わないということでしょうか。
今、わが国が置かれている状況は、全く予断を許しません。
まだ大丈夫だろうと過信をせずに、各自の判断で行動しなければならない時が
来ているのではないかと思います。
それにしても、連日の高湿度には体が参りますね。
なんと昨日、事務所の湿度計は92%を記録しました。
じっとしていても、じと~と汗が噴き、体中がベトベトになってしまうのは嫌ですね。
そんな中〝浜松・彩庵〟の現場では、大工が噴き出す汗と戦いながら、断熱材の
充填作業を行っています。
これが、今回使用する 『木繊維断熱材』 というものです。
文字通り木の繊維を漉いて重ね合わせただけの、木だけでつくられた断熱材で、
大変優れた性能をもっています。
これは外壁面に充填しているところですが、柱と同じ12cmの厚さがあるので、
隙間無くビシッと入れ込むことが出来るのが、その特徴の一つ。
このシートは、空気は通さないが水分は通すことができる特殊なものです。
これを断熱材の前面に貼ることで、家の気密を確保しながら断熱性能と調湿機能を
保つという、地元ではあまりやられていない工法にチャレンジしています。
外壁面は断熱材だけが入った状態、屋根面は断熱材に特殊シートが貼られた状態
を写したものです。
写真では分かりませんが、屋根面にはこの断熱材を24cmの厚さで充填しました。
これは恐らく、真夏の暑い日射熱の影響をほとんど受けない、驚くような室内環境が
実現出来たのではないかと思っています。
「ホントかな?」 と思われた方は、28日(土)の体感見学会に出掛けてみては・・・。
by mura-toku
| 2012-07-13 18:45
| 建築