『浜松・素描庵』 の建て方開始!
2011年 06月 07日
先週末に、『浜松・素描庵』 の建て方が行われました。
梅雨明けを思わせる快晴の中、大工職人をはじめ関係者達は汗を拭いながらの
作業に、体力を消耗したのではないかと思います。
当日は早朝からの建て方であったため、私が現場に到着した8時半頃には、ここ
まで工事が進んでいました。
中央で部材に屋外用塗料を塗っているのが(株)アトリオのA氏です。
外部に見えてくる木材の塗装のうち、天井すなわち見上げる部分については、最初
からこのように塗っておく方法が採られることもあります。
塗装済みの部材 (1階の桁と呼ばれる重要な水平材) がレッカーによって吊り下げ
られ、定位置まで運ばれていきます。
この部材 (先ほど塗られた部分が右端に確認できます) の下から差し込まれる
柱のホゾに合わせながら、慎重に落として・・・。
カケヤと呼ばれる大型の小槌で上から叩き込んだら、継手の完了です。
その他の箇所も同様に、水平材を組み合わせていったら・・・。
今度は、2階の床下地となる厚合板 (構造を兼ねる重要なもの) を敷き詰めます。
そして、2階の柱や梁・桁といった水平材を組み上げていくわけですが、この途中
には〝根かたぎ〟といって骨組みの傾きを調整したり、構造金物を図面の位置に
取り付けていったりと、チェックしながらの作業が続くため、関係者は神経を尖らせ
一瞬たりとも気を抜くことは許されません。
ここから先の作業は大変面白い部分になりますので、改めてご紹介することに
いたしましょう!
by mura-toku
| 2011-06-07 11:28
| 建築