『浜松・素描庵』 の工事が始まりました!
2011年 05月 20日
以前ご紹介しました 『浜松・素描庵』 の工事が始まりました。
設計者の仕事は図面を描くだけと思われていらっしゃるかもしれませんが、
実は工事が始まってから行う工事監理という業務があるのです。
簡単に言うと工事が図面と相違ないか、工程通りに問題なく進んでいるか
等を、現場へ足を運んでチェックする仕事がそれに当たります。

これは、家を支える一番重要なコンクリート基礎の掘削をした後、高さを
レーザー測定器で測っているところです。
少し前までは2人掛かりでこの作業を行っていましたが、最近は便利な
機器があるため1人で確実に測定することが可能になりました。

これは、ただ単に自分の足を写しているのではありません。
工事に入る前には念入りな地盤調査を行い、地耐力 (地盤の強さ) を
把握した上で基礎の設計をしているわけですが、実際に土を掘った後
どの程度の固さがあるのか、その土の状態にばらつきが無いのか等を
足で確認した方が確実なんですね。(意外とこの感触が大切です)
本日は、恒例の構造材検査に丸1日を掛けて、作業をしてきました。
また後日、皆さんにその模様をお伝えしたいと思います。
by mura-toku
| 2011-05-20 19:02
| 建築