これで見納め!
2011年 02月 23日
日本列島が極寒に冷え込んだ先月の中旬に、京都を訪れました。
その日は 「大津・洒落庵」 の完成見学会が朝から開催されていたのですが、その前にどうしても
見ておかなければならない建築があったため、午前中に立ち寄ることに決めていました。
それは、私が社会に出る前から憧れていた建築家・吉村順三設計の 『ホテルフジタ京都』 。
こちらの写真は昨年の秋に加茂川沿いを散策したときのものなので、歩いているどこかの男性を
見ても分かるように良い気候だったと記憶しています。
このホテルの一番の見所は、何といってもこの地階へと繋がるドライエリアではないでしょうか。
加茂川の土手を歩く人からの視線を遮りつつ、凝縮された日本文化を演出したこの外部空間は
何度訪れても気持ちが落ち着き、どこか懐かしさをも感じてしまう魅力が潜んでいます。
最後の記念にと思い、この庭を眺めながら名物のエビピラフを食してみました。
ホテル特製というだけあり、味はもちろん、質量ともに大満足!
この味も、そして建築も、心の中に大切にしまっておかなければ・・・。
by mura-toku
| 2011-02-23 18:52
| 建築