『島田・茶庵』 の材木仕分け(柱編)!
2011年 02月 01日
前回の構造材仕分けの第2弾、柱編のご紹介です。
最近の住宅は構造材を表わし (そのままの姿を仕上げとして見せる) にすることが多くなってきたため、
それに伴う仕分け作業にかなりの時間を要するようになってきました。
この日も、水平部材として使用する梁・桁材の仕分けが終了したのが、午後の3時過ぎ。
すでに疲労困憊でしたが、このあと場所を移して柱の仕分け作業を行ったのでした。

柱全数量の約1/3が化粧材なので、かなりの本数に上ります。
柱の表情を1本1本目視しながら決めていくため、すべての材を横に並べなければなりません。

図面を見ながら柱の向き (たとえば正面は見えるが、向かって右側は建具がくるので開ければ見える
とか) を決め、節や割れを考慮した上で、丁寧に材を決めていきます。

M棟梁に仕事を依頼したときには、化粧の柱材は吉野産と決まっています。
それは材に対する棟梁の拘りがそうさせているのかもしれませんが、材木店のY部長もかなりの拘り派
で あることに違いありません。
「柱は家の顔です!良材を安く仕入れることが我々の務めなので、そのための努力は惜しみません」
と、毎回コストパフォーマンスの高い良材を提供してくれるのは本当にありがたいことです。

柱の小口 (切断面) を見れば、良材かどうかは一目同然。
同心円に広がる木目は均一で、しかも目の間隔が狭いのがお分かりでしょうか。
同じ大きさの柱でも樹齢が全く違う、この目の詰まり具合の良さが吉野材の特徴と言えるでしょう。

ちなみに、最近の住宅で多く使用されているのがこうした集成材。
材料を薄く引き割ったものを接着剤で貼り合わせたもので、柱や梁に利用されています。
そのほとんどが欧米からの輸入材で、気候風土の影響からか白っぽい色合いのものが多く見受け
られます。はたして単純にコストだけの理由で、選定していいのでしょうか?
高温多湿の気候に合う材でなければ、長期の使用に耐えうることが困難ではないかと私は考えます。
日本の林業再生が叫ばれている今日、日本の未来のためにも国産材を使おうではありませんか!
by mura-toku
| 2011-02-01 16:15
| 建築

