東山旧岸邸!
2010年 06月 25日
前回ご紹介した、JIAの建築ウォッチングで次に訪れたのは、建築家吉田五十八設計による
岸信介邸 (現在は旧岸邸となっている)。
第56・57代の内閣総理大臣を務めた岸氏の自邸です。
御殿場市東山の広大な敷地に建てられたこの邸宅は、1969年(昭和44年)に竣工していて
最近は一般公開されているとのこと。
まさに邸宅という名に相応しい、前庭と車の寄付きを備えたアプローチをご覧下さい。

170坪を超える延床面積なのですが、訪問者に対して決して威圧感を与えない屋根の掛け方
は、見事の一言に尽きます。
家全体がきりっとした緊張感に包まれているのは、この仕事に相当なエネルギーを投入したで
あろう設計者と施工者の苦心の跡といってもいいでしょう。

まるで巨大な日本画がそこにあるかのように錯覚してしまう、ダイニングルームの開口部。
日本建築の特徴のひとつである、室の内と外を融合させてしまう典型例です。
思わず外の庭へ足を運んでしまう私たちを見て、吉田氏はきっとほくそ笑んでいるのでしょうね。
by mura-toku
| 2010-06-25 17:51
| 建築

