静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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<   2011年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧


 朝夕は、秋を想わせる涼風が吹き抜けるようになりました。

 でも日中は、また熱中症がぶり返すのではないかと思うくらい、強い陽射しが

 焼き付けるように降り注いでいます。

 今年は、本当に秋の訪れが待ち遠しいですね。




 『島田・茶庵の工事が、ほぼ完了しました。

 室内に用いた仕上げ材について、少しお話したいと思います。




 
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 床材の多くは、天竜産の杉 (赤身といって、丸太の中心部のみを製品にしたもの)

 を使用しました。

 これまでも何度か採用してきましたが、足触りが良く、材そのものが暖かいので、

 住まい手にとって心地良さが感じられるもののひとつと言えるでしょう。




 
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 水周りの定番は、なんといっても青森ひばがお奨めです。

 ひば特有の芳香は心から癒されるのはもちろん、虫や腐朽菌を寄せ付けない

 特徴を持っています。

 我が家も7年が経過しましたが、カビひとつ発生していません。




 
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 和風の玄関によく使われていたのが、杉の敷き目板と呼ばれる天井材です。

 薄い合板の上に本物の杉柾目の突き板 (これまた薄くスライスしたロール状のもの)

 が貼られた天井材は最近見かけなくなりましたが、案外良品が揃っています。

 シンプルな和風天井を構成するには、見た目オーソドックスですが中々いいものですよ。




 
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 階段周辺の仕上げ材には、ラワン合板を用いてみました。

 何年経っても、一番安価な仕上げ材といったら、このラワン合板。

 昔に比べたら良い突き板が少なくなりましたが、それでも面材としての存在感は

 今でも色褪せて見えません。

 多少乱暴に使ってもへこたれず、簡単に切って張るだけの便利な材ですが、何も

 考えずに用いると陳腐な家になってしまうので、細心の注意が必要です。

 簡素な材ほど、設計者の力量が問われるところ。

 材については、とことんプロに質問をぶつけてみましょう!

 

 
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by mura-toku | 2011-08-30 17:20 | 建築

 今日は天気が下り坂のせいか、空には雲が多く、気温は低いような気がします。

 ただし湿度が物凄く高いので、ちょっと外出しただけで汗が噴出してきますね。

 熱中症気味な私にとっては、1日でも早く秋が訪れてくれることを願っています。




 昨日、仕上げ工事が終盤に入った 『島田・茶庵』 の現場へ行ってきました。




 
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 外部足場が外れ、外観の様子が分かるようになりました。

 2階建ての大屋根は瓦で葺かれ、外壁は漆喰主体のオリジナル左官壁です。




 
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 和室の壁は、既調合のジュラク壁に藁すさを入れて仕上げてもらいました。

 ひと手間加えるだけで、壁に深みが増して表情が豊かになるものですね。

 杉の柱との対比が美しく、壁に思わず頬ずりしたくなってしまいました。

 日本の土壁には、見る者を誘い込む魔力が潜んでいるのかも知れません。



  
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by mura-toku | 2011-08-19 16:36 | 建築

 このうだるような暑さは、いつまで続くのでしょうか?

 先月が少し涼しかっただけに、この猛暑は体に応えますね。

 我が家の外気温センサー (1日中日陰になる外壁に設置しています) は、

 本日なんと36度を記録していました。




 そんな中でも、『伎倍の森コミューン』 の現場は順調に仕事が進んでいます。

 
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 外壁の下地になる、耐水石膏ボードが全面に張られました。

 2階まで連続する大屋根が、ダイナミックな印象を与えてくれています。




 
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 1階のキッチンから、ダイニング・リビングを見たところです。

 手前の天井は低く押さえることで、吹抜け空間がより広く感じることができます。




 
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 リビングから、吹抜けを通して2階部分を見たところです。

 吹抜け天井に設けられた天窓は、デンマーク製の優れもので、雨センサー

 (雨が降ってくると、自動的に窓が閉まる) 内蔵の電動開閉式となっています。




 
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 リビングから、玄関を見通したところです。

 高さを押さえた天井が、そのままの高さで屋外へと繋がっていきます。

 狭い空間だからこそ、連続していく天井構成はとても重要なんですね。




 
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 2階の各室も下地の天井が張られ、部屋の空間が分かるようになってきました。

 ロフト空間を利用した子供室の造作は、今回の見所のひとつ。

 徐々に出来上がっていく現場仕事は、毎回わくわくした気持ちにさせてくれます。

 その現場は、これからが正念場といえるでしょう。
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by mura-toku | 2011-08-11 17:24 | 建築

 先週末、『浜松・素描庵』 の進捗状況の確認のため、現場へ足を運びました。




 
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 2階正面は濃緑色のガルバリウム鋼板が張られ、外観が引き締まってきました。

 1階は漆喰の塗り壁で仕上がる予定ですので、その対比がとても楽しみです。

 鳥が羽を広げたような水平ラインが、より際立ってきているように思います。




 
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 西側から見た外観は、手前に見える蜜柑畑に溶け込むような印象です。

 こちらから見ても、水平方向に広がっていく伸びやかな感じが出ています。




 
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 1階の下屋 (2階が載っていない部分の屋根) に沿って、天井が斜めに高く

 なっていくこの部屋は、家族が集う居間になっています。

 構造材で用いている天竜産の杉・桧が、インテリアのアクセントとなるよう、

 見せるところと見せないところを、設計段階で決めているんですね。




 
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 2階が載っている直下のDKは、天井にそのまま2階の床梁を力強く見せる

 デザインでまとめています。

 大工による木工事は、順調に進んでいました。

 室内の出入り口や間仕切壁が仕上がってくると、家の空間が見えてきます。

 また、次回をお楽しみに!
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by mura-toku | 2011-08-09 18:52 | 建築

 今日は台風の影響か、晴れたり曇ったり、はたまた土砂降りの雨が降ったりと

 大変目まぐるしく天気が変わった1日でした。

 こういう日は、体調が優れませんね~。

 自分へのご褒美として、ぐいっと一杯といきたいところですが・・・。

 全くの下戸なので、いつも〝キリンフリー〟になってしまうんです。




 先週、島田・茶庵の進捗状況を確認しに、現場へ足を運びました。

 
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 外壁の左官工事が完了し、もうすぐ足場が外れる段階です。

 甍の波が有機的な左官壁によく映えています。

 大工工事もほぼ完了し、いよいよ室内の仕上げに入っていきますので、

 今後が楽しみになってきました。

 この続きは、また次週お伝えします!




 
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by mura-toku | 2011-08-05 18:46 | 建築