静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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<   2011年 03月 ( 10 )   > この月の画像一覧


 先週、『島田・茶庵』 の中間検査が行われました。

 中間検査は上棟後、屋根材が葺かれ、構造体が目視できる状態のときに

 受けることが義務付けになっています。

 この時点では、主に構造材に適切な金物が取り付いているかということと、

 屋根部分の防水措置がきちんと行われているかの2点が検査のポイント

 で、この日も検査員と一緒に現場を見ながらチェックしていきました。

 検査は無事に終了し、このあと検査済証が発行されるシステムになっています。



 
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 東側から見た外観です。切妻(左右に勾配屋根が構成されている形状)の

 大屋根は2段構えになっていて、この家の特徴を現しています。



 
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 周囲の環境に溶け込むよう、大屋根でありながら慎ましいデザインを心掛けました。

 日本古来から受け継がれている 「いぶし瓦」 で葺かれた表情は、日本の故郷を

 思い出させてくれます。

 いつまでも変わらないであろう瓦の表情は、何となくいいものですね。



 
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 外からは一見すると平屋に見えてしまうほどなのに、内部は大きな吹抜け空間を

 持つ、ちゃんとした2階建ての家なのです。

 吹抜け上部には電動で開閉する天窓が設置され、室内に自然光が降り注ぎます。

 この天窓には雨センサー(雨が降ってくると自動で窓が閉まる)が装備されていて

 なかなかの優れもの。幣所の定番アイテムのひとつで、拙宅にも設置しました。

 窓の内側には同じく電動のブラインドやスクリーンが選択でき、年中快適です。


 
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by mura-toku | 2011-03-31 18:53 | 建築

 本日、無事にJIA静岡〝建築家展in浜松〟が閉幕しました。

 県内から数多くの来場者があり、関係者一同ほっと胸を撫で下ろしているところです。

 ご来場された皆様には、心より感謝申し上げます。



 さて 『浜松・憩庵』 の現場状況ですが、外壁の左官工事が完了しました。


 
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 仕上げの上塗りをする前は、こんな姿でしたが・・・


 
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 複数のサンプルの中から、この仕上げ (色合いや表情は自由に出せる) に決め、


 
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 一気に完成したような姿に変身しました。近くに寄らなければ分かりませんが、じつは

 この壁、なかなか凝った仕上げ方をしているんです。


 
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 違うアングルからのショットです。

 もうすぐ外部足場が外れ、いよいよ全貌が現れることでしょう。

 来月の竣工に向け、現場は急ピッチで仕上げ工事に入っていきます。

 次回からは室内の様子を分かりやすく解説していきたいと思いますので、お楽しみに!




 
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by mura-toku | 2011-03-30 18:42 | 建築

 昨日は受付係だったため、1日会場に詰めておりました。

 一般の方、銀行に立ち寄られた方、関係者の方々、多くの皆様にご来場

 いただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。



 
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 会場前にはこのようなポスターが貼られ、

 
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 中に入るとこのような感じで、各建築家の作品が展示されています。

 
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 幣所の展示は入ってすぐのところに、パネル・模型・パンフが置いてあります。

 建築家のプロフィールやその他の印刷物は持ち帰ることもできますので、有効に

 ご活用いただければと思います。

 
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 お子様連れの来場者も見られ、皆さん真剣に作品を鑑賞されていました。

 浜松で県内の建築家が一堂に集まる展覧会は、そうお目に掛かれるものではありません。

 この展覧会、いよいよ明日30日の午後2時まで!

 お一人でも多くの皆様のご来場、お待ちしています!
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by mura-toku | 2011-03-29 09:29 | 建築

 JIA静岡〝建築家展in浜松〟が、浜松市中区田町のしずぎんギャラリー四季で

 26日(土)に開幕しました。

 静岡県内の建築家15人が設計した住宅や公共・福祉施設など計34点が

 パネルや模型を展示して、解説を行っています。

 今朝の静岡新聞でも写真入りで紹介されていました。
 
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 偶然にも写真の作品は、幣所設計による児童福祉施設と住宅です。

 パネルだけでなく、模型 (完成品と骨組みのもの) や建築家のプロフィール・

 パンフなども紹介されていますので、ぜひご来場下さい。

 期間は今週の30日(水)午後2時までですので、お早めに!

 ちなみに今日28日(月)は私が当番で会場に居りますので、お知り合いの方は

 お気軽に立ち寄ってみてください。お待ちしています!



 
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by mura-toku | 2011-03-28 09:18 | 建築

 明日3月26日(土)~30日(水)までの5日間、浜松市内でJIA静岡主催の

 展覧会が開催されます。

 会場は、JR浜松駅から徒歩5分の 『しずぎんギャラリー四季 浜松』 です。

 ヤマハミュージックセンターの北側にある静岡銀行に隣接したアゴラ浜松の

 8階で行われるこの展覧会は、県内の建築家の作品をパネルや模型で紹介

 するもので、住宅から公共建築まで巾広く展示されることになっています。


 幣所も住宅と児童福祉施設の展示をさせていただきますので、皆さん是非

 足を運んでみてください。もしかしたら、新しい発見ができるかも・・・。

 詳細については、幣所HPの近況報告をご覧下さい。
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by mura-toku | 2011-03-25 09:45 | 建築

 まもなく2週間。

 
 東日本大震災から、まもなく2週間を迎えようとしています。

 被災された皆様には、心よりご冥福ならびにお見舞いを申し上げます。


 今までに経験したことのない大きな出来事に、しばし呆然の日々が続きました。

 建築の一端を担っている設計者として、何をどうすればいいのかといった問いに、

 きちんと答えが出せないまま・・・。

 
 それでも日常は、いつもと同じように繰り返しやってきます。

 その中でわずかながら出来ること、それは〝節エネ〟でしょうか。

 避難されている皆様のことを思うと、本当に胸が痛みます。

 
 私が住んでいる浜松も、いつかは大きな地震がやってくるでしょう。

 東海~東南海~南海へと連発する大地震になるのではとの見方が出されています。

 そんな時は私たちの大切な家族をこの手に抱いて、避難しなければなりません。



 
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 こういう時だからこそ、生きていることを忘れずに、日々感謝しながら過ごしていきましょう!

 前を向いて、笑顔を見せて、力を合わせて、皆で乗り切ろうではありませんか!
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by mura-toku | 2011-03-23 11:16 | 建築

 前々回のブログでご紹介した、新エネルギー総合展!

 なかでも、『PV EXPO 2011/第4回国際太陽電池展』 と

 『PV SYSTEM EXPO/第2回太陽光発電システム施工展』

 に興味があったので、会場を廻ってみました。

 この展示会は日本国内だけではなく海外からも出展が多く、

 最新の太陽エネルギー事情が見られるのが楽しみなところ。





 
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 こちらは、太陽光発電では有名な国内メーカーの新製品です。

 最近の住宅に多く見られる、軽量平板瓦と同じデザインでビルトイン

 できるのが特徴で、屋根の先端まで組み込むことが可能になっています。





 
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 ついにここまできましたか!

 曲面形状に合わせて、屋根材に張り付けることができる太陽電池の登場です。

 屋根材と合わせてデザインされるようになれば、普及しそうな感じがしますね。





 
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 来場者の多くは、このタイプの製品に群がっていました。

 将来性が高そうなシースルータイプの太陽電池です。

 屋根や庇の部分にこれを組み込むことで、光と発電を同時に得られることが

 可能となり、おもに大型建築への導入が期待されているように感じました。




 
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 最後は番外編をひとつご紹介!

 こんな素敵なバッグをひとつ、持ち歩きたいと思いませんか?

 想像するに、日中外出しながら発電したエネルギーで、ノートパソコンを稼動させ、

 いつどこでも仕事が出来るというコンセプトかな?

 2020年には、こうした技術がどこまで進化しているのでしょうか?
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by mura-toku | 2011-03-11 11:27 | 建築

 最近の住宅では、ちゃんとした畳の部屋が造られなくなってきたような気がします。

 あえて〝ちゃんとした〟と前置きしたのは、床の間や仏間・神棚といった日本の伝統的な

 設えがされている、いわゆる和室 (客間) と呼ばれる部屋が激減しているからです。

 こうした設えを必要としない場合の多くは、畳スペース (リビングのコーナーに設置) で

 あったり、機能優先つまり収納充実型の予備室 (普段は使用せず、将来の対応に適応)

 であったりします。

 つまり、日常生活をする上で床の間や仏間・神棚は無用であると判断し、限られた予算の

 中でどうせ建てるのなら収納を多くしたほうがいいと感じているからに違いありません。

 だからでしょうか?今、銘木という言葉をあまり耳にしなくなりました。




 
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 現在進行中の 『浜松・憩庵』 の和室では、床の間・仏間・神棚を設えています。

 2世帯住宅の場合、そのほとんどがこの設えを望まれるので、今回も馴染みの銘木屋へ
 
 床柱や地板の選定に出向きました。




 
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 赤松の皮付き丸太というものですが、このように形(なり)が良い、即ち太さが均一で

 さほど曲がっていないことは、そうそうあることではありません。

 松といえば〝門かぶりの松〟のように曲がりくねっているのが、当たり前の姿ですから・・・。



 
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 形(なり)が良ければ、あとは思い通りの寸法であるのか、皮の色艶はどうかというのを

 その場で目視して決めていきます。



 
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 もうひとつ大事なのは、床の間の地板つまり床板です。

 当初は床柱と同じ松を予定していましたが、板の表情を見て欅に変更しました。

 木というものは本当に皆顔が違うので、会って見ないと分からないものなんですね?

 こうした全体のバランスを図りながら、銘木を選定していく醍醐味だけはできれば

 続けていきたいものです。
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by mura-toku | 2011-03-09 18:59 | 建築

 毎年春になると、建築関係のイベントが各地で行われるようになりますが、今年はエコエネルギーの

 最新動向をこの目で見ておかなければと思い、東京ビッグサイトの展示会に行って来ました。



 
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 会場前に設置されていた案内看板を見ても分かるように、全部で7種類の展示会が東西2つの会場に

 分かれて開催されています。

 今回は何といっても、太陽光発電が普及しつつある状況において、デザインやコストを含む施工性が

 どこまで進化しているのかという点に興味がありました。



 
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 年度末の平日であるにも関わらず、エコエネルギーへの関心の高さからか、想像を超える来場者の

 数にまずはびっくり!

 各自向かうブースはそれぞれ違いますが、新しいデザインや将来性の高いものの周りには、どこも

 熱気に溢れ人の輪が出来ていました。



 
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 さて、これは何でしょう?

 左の小型太陽電池 (縦10cm×横25cmぐらい?) が室内照明のエネルギーを利用して発電し、

 それを右のSPDとデザインされている円形のスタンドに組み込まれたLED照明を発光 (本当は連続

 点滅しているのですが、写真ではよく分かりませんね) させているのです。

 このブース、主催者から送られてきた招待状の出展者欄を見て、偶然見つけた会社でした。

 『(株)SPD研究所 』 ?

 これはもしかして、あの先生が興されたSPD?

 以前いただいた名刺を見て、展示会のWEBサイトを確認しましたら、やはりそうでした。

 

 
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 中央に立たれていらっしゃるのが(株)SPD研究所の金子正治先生、左は今回同行された(株)水﨑

 建築の水﨑社長 (新技術の現在を把握されたいとのことで参加されました) です。

 当時大学に勤務されていた金子さんとはかれこれ30年近く前、私がまだサラリーマンだったころに、

 ご自宅を設計させていただいた (浜松・蜆塚の家と称して、幣所の作品集Ⅱに紹介しています) のが

 きっかけで、今でもお付き合いさせていただいている関係なのです。

 偶然にも1昨年前に竣工した 「浜松・山東庵」 のオープンハウスに参加され、水﨑さんの名前は頭の

 片隅に記憶されていました。



 素人の2人に対して、熱心に分かりやすく技術解説をしていただいたのですが、頭の構造が違うのか

 はたまた歳のせいなのかは分かりませんが、全てを理解することは残念ながら出来ませんでした。

 当日いただいた資料の紹介をさせていただくならば、スプレー熱分解薄膜形成技術(SPD)を利用

 して、主に太陽電池の低コスト化 (シリコン太陽電池の3分の1程度) を実現することで、地球環境

 に少しでも貢献したいとの想いが綴られていました。 (間違っていましたら、すみません)

 ちなみにこの技術、国内よりも海外で注目されているようで、何とも歯がゆい気分になりました。

 でも先生が描いておられる、電力が行き届いていない地域を含めて地球の隅々までこの技術を

 届けたいということが実現できるのならば、それが本望なのかもしれませんね。


 
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by mura-toku | 2011-03-04 16:46 | 建築

 下町ロケット!


 以前ご紹介した 「鉄の骨」 の作家、池井戸潤氏による最新刊がこの 『下町ロケット』 。



 
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 彼の本は 「果つる底なき」 を含めて3冊目だが、この最新刊はNHK-BSの〝週刊ブックレヴゥー〟

 で逢坂剛さんが紹介していて、面白そうだなと思ったのがきっかけ。

 この番組を真剣に観始めたのが昨年の秋ごろだったと記憶しているが、大変恥ずかしいことに実は

 長寿番組だということを、最近の特番で初めて知った次第である。

 私よりも、相方がこの番組を毎週興味深く視聴しているのを前々から知ってはいたが、いつも何か

 予定が入って、じっくりと観る機会を得ないでいた。(いや、あえて観るのを避けていたのかも?)

 それが一度観てからというもの、この番組がない日は何か物足りなく感じてしまうくらい、本の中毒に

 掛かってしまっているようだ。

 だいぶ話がそれたので、本題に移そう。



 
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 下町で工場を営んでいる佃社長は、経営者というよりも根っからの職人気質の技術者である。

 曲がったことが大嫌いでプライドの高いこの社長に、銀行や取引先、大手企業、弁護士らが複雑に

 絡み合い、予測しづらい展開へと物語りは進んでいく。

 最後の結末は、思わず目頭が熱くなる感動を与えてくれること、請け合いだ。

 私個人としては、俳優平田満さんに佃社長を演じてもらい、映画化をこの目でぜひ観て見たい!

 
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by mura-toku | 2011-03-01 16:18 | 趣味