静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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カテゴリ:建築( 207 )




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 平屋建て〝浜松・雨想庵〟のオープンハウスが近づいてきました。

 今回は、直前の様子をお伝えします。




 最初の写真は、平屋建ての骨格を表現した広間空間です。

 屋根を支える柱が最上部まで伸び、その上に大きな梁(棟木)が水平に

 架けられているのがお分かりでしょうか。

 奥に見える和室との境には、同じく水平に伸びる梁が見えています。

 ここで目を引くのは、外界の気配を素早く感じ取るためのトップライトです。

 空が一望できる大きな開口は、一日の変化を感じ取ることが出来るでしょう。

 当然ながら、この窓は奥まった空間に光を落とすためのものでもあります。



 
 もうひとつの写真は、勾配天井で仕上げた和室です。

 実はこの和室、極限まで天井の高さを押さえています。

 それは、建主が 「雨が流れる様を間近で感じたい」 とポツリと発した言葉に

 応えたかったからです。

 畳の上に寝そべりながら、雨の雫を愉しんでいただくための小さな天窓は

 電動開閉式の優れもので、光と風を呼び込んでくれることでしょう。



 
 この家は、3月15日(土)1日限りのオープンハウスでご覧になれます。

 詳細は弊社HPにUPしていますので、ご興味のある方はご参加ください!



 
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by mura-toku | 2014-03-13 10:00 | 建築


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平屋建て〝浜松・雨想庵〟が完成に近づいてきました。

外部足場が外され、いよいよ最終コーナーといったところです。

屋根頂部には太陽熱を取得するための強化ガラスが載せられ、

南側の顔が見えてきました。




今月の15日(土)に、オープンハウスを開催します。

平屋建てならではの大空間を味わってみたら、いかがでしょうか。

詳細は弊社HPをご覧ください。

皆様の参加をお待ちしています。


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by mura-toku | 2014-03-04 18:27 | 建築
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平屋建ての工事現場〝浜松・雨想庵〟の大工工事が完了しました。

現在は左官や塗装の仕上げに入り、徐々に完成が近づきつつあります。




注目ポイントのひとつは、空間を視覚的に仕切る巨大な<木格子です。

互いの空間は格子の隙間を通して繫がっていて、気配を感じることが

出来るようになっています。

こうしたことを可能にさせるのは、家全体の床下に暖気を送り込み、床を

暖めるソーラーシステムが導入されているからです。



もうひとつのポイントは、写真右上にチラッと見える連続トップライトです。

「雨を感じながら想いに耽りたい」 という建主の希望にそって、自然光が

降り注ぐ大きな硝子を屋根に嵌めてみました。

『晴れれば屋根を支えている角材の影が日時計となり、雨が降れば硝子

の上を水が流れる』

そんな時の移ろいを愉しみながら暮らす姿が目に浮かんできます。



この家がご覧いただけるオープンハウスを、3月中旬に予定しています。

小さな家ですが、広くそして暖かい空間を味わいに出掛けませんか!



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by mura-toku | 2014-02-18 09:52 | 建築

 
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 所定の位置にソファが置かれ、日々の暮らしが始まった “磐田・直庵”。

 吹抜け空間であっても、背後の壁を設け、天井高さを抑えることにより、

 落ち着いた雰囲気を味わうことが出来ます。

 包まれるような安心感が、時を忘れさせてくれることでしょう。




 
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 この広間を出たところに、階段があります。

 壁を濃色に仕上げることで、階段や手摺が浮き出ているように感じます。

 もう少し近づいて見てみましょう。




 
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 手摺は、奥の壁から離して取り付けているのがお分かりでしょうか。

 先端部は当たっても痛くないように、角を丸く加工しています。

 形状は握りやすく、しっかりと保持できるディテールを心掛けました。




 
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 階段を設計する上で気を付けなければならないのは、この折返しです。

 せっかくいい感じで手摺に持たれていても、ここで連続した感触にならな

 ければ、折角の苦労も水の泡・・・。

 リレーのバトンタッチのように、スムーズに流れていきたいものですね。

 大事なことをもうひとつ。

 写真では分かりにくいのですが、この濃色の壁厚はなんと3cm。

 こうすることで、ゆったりとした階段幅が確保できるのもポイント!




 
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 所かわって、2階の子供室です。

 空間の説明はさておき、正面の収納に注目して下さい。

 何の変哲もない普通の収納に見えますが、さて何でしょうか。




 
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 収納建具の取手に近づいてみました。

 木製の取手ですが、手で握るところの厚さ (大人でもしっかりと握れる) と

 手が入るところの深さ (手の指が建具と摺れない) が絶妙です。

 使い込むほどに味わいが深まる無垢の木は、何ともいえない魅力があります。




 今回は、手に触れる箇所に絞ってディテールを紹介してみました。

 毎日使うものだからこそ、自然に手を導いてくれるような、さりげない設計を

 これからも継続していきたいと思っています。 

 ディテールが練られた建築は機能だけでなく、美しくもあると信じて・・・。 

 
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by mura-toku | 2013-09-12 17:53 | 建築

 “磐田・直庵”が、住まい手に引き渡されてから早1ヶ月!

 秋の訪れが待ち遠しいこの頃ですが、まだまだ蒸し暑い日が続いています。




 
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 この夏の猛暑から家を守ってくれた大きな屋根。

 日射しを遮り、雨の日でも窓を開けていられる軒内が特徴的な外観です。

 周辺の長閑な環境にマッチするよう、大らかなデザインを心掛けました。




 
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 1階の広間空間を見下ろしたところです。

 南に面した大きな窓 (壁に引き込まれる木製サッシュ) を全開にして、自然の

 風を室内に導きます。

 屋外に設けた木製デッキは、室内の延長として使用可能。

 大きな屋根の下なので雨が降り込みません。

 今回テーマとして取り上げたいのは、室内の湿度コントロール=調湿です。

 この家は、土間から壁・天井に至るまで、その殆んどを珪藻土で仕上げました。

 この写真の大きな壁も、もちろん珪藻土仕上げです。




 
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 その壁を近くで見ると、こんな感じ。

 稚内産珪藻土を70%使用し、それに石灰、フノリ、藁スサをブレンドした100%

 自然素材の塗り壁材です。

 一般に市販されている珪藻土と比較して、3倍以上の吸放湿性能を持っている

 大変な優れもので、常に室内はカラッとした状態を保っている感じを受けました。

 仕上げは、スサの表情を活かしたざっくりとした感じになっています。




 
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 玄関土間は内外とも、同じ珪藻土を用いました。

 耐久性を高めるために、粒度の粗い珪藻土を混ぜています。

 表情は、昔の民家の土間に細かい砂利を混ぜて固めたような感じでしょうか。

 とてもいい、自然な雰囲気に近い土間仕上げの登場です!




 
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 畳の間の床を見たところです。

 右から藁床の畳、松の敷居、同じく松の床材で、全て呼吸する素材です。

 足触りが良く、一年を通してさらっとした感じを味わえます。




 
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 浴室脇の洗面脱衣室ですが、湿気やカビに強い天然のヒバで仕上げています。

 浴室から出される高湿度の水分を吸い上げ、湿度をコントロールしてくれることでしょう。

 この木特有の匂いに包まれると多くの人は癒しを感じますが、虫にとってはこれが

 嫌いに感じるせいか、防虫効果をも持ち合わせています。




 木の家は骨組みだけでなく、室内の仕上げに呼吸できるものを多用することを

 お勧めしたいと思います。

 多少室温が高くても、湿度が下がるだけで人間は感じ方が違うと聞きます。

 たかが仕上げ材かと思いがちですが、見えないところで家は環境をコントロール

 していることを忘れてはなりません。

 わたしたちが日常呼吸しているように、家も息をしています。

 家を長持ちさせるためには、耐震性や耐久性だけではなく、調湿性を見つめ直す

 必要があるのではないでしょうか。



 
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by mura-toku | 2013-09-05 11:13 | 建築

 連日の猛暑が続く中、〝濱松・京田郷の家〟の現場は順調に進んでいます。




 
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 2階バルコニーの防水工事が完了し、深い軒に包まれた空間が現れました。

 少々の雨の日でも、安心して使うことが出来そうです。




 
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 1階リビングは、自然光が満ち溢れる大きな吹抜け空間になっています。

 骨太の構造材を巧みに組み上げることで、耐震等級は最高ランクの3を取得しました。

 吹抜けや大空間であっても、設計の工夫次第で丈夫な家をつくることは充分可能です。




 
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 吹抜け空間を見上げて、骨組みの様子を撮ってみました。

 規則正しく骨太の梁が配置され、がっしりと組まれているのが分かります。




 
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 吹抜け空間の延長線上には、大きなロフトを設置しました。

 収納目的のロフトですが、専用の階段でアクセスするようになっています。

 奥の壁には開閉可能な窓を設け、光と風を導くよう考えました。




 ほとんどの構造材は、地元天龍産の杉や檜を使用しています。

 国産材を多く用いながら、永く大切に使う家をつくることは難しいことではありません。

 そして丈夫な家も、設計すなわちプランの段階から配慮をしていけば、実現することは

 出来るでしょう。ただし、はじめが肝心であることだけは、決して忘れてはなりません・・・。
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by mura-toku | 2013-08-21 15:15 | 建築

 今日は、はるばる大阪から建築カメラマンがお越し下さいました。

 その目的は、先日竣工した〝磐田・直庵〟の撮影をしていただくためです。

 朝からセッティングを行い、先に撮るアングルと順番を決めていきます。

 太陽光線の具合を見ながら、テンポ良く順調に撮影が行われました。




 
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 木製サッシュをフルオープンにすると、家の様子がよく分かります。

 手前の木製デッキが家の延長になっているのが、お分かりでしょうか。




 
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 前面道路からアプローチしていく方向の外観です。

 周辺環境に溶け込むよう、屋根は曲面で仕上げてみました。




 
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 玄関から通路を見通したカットです。

 奥まで視線が抜けているので、狭さを感じさせません。

 玄関には、腰掛用のベンチが用意されています。




 
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 吹抜けのある広間空間です。

 無垢板で仕上げた曲面天井がとても印象的。

 屋外のデッキへと空間は広がっていきます。




 ちなみに、これらの写真は私が撮影したものですので、プロの仕上がりとは

 もちろん異なります。(また、いずれの機会にご紹介します)




 ここで、朗報です!

 この住宅、8月初旬まで特別に内覧が可能となりました。

 写真だけでは分かりにくい箇所を含めて説明させていただきますので、

 興味のある方は、こちらまでご一報下さい

 ぜひ、このチャンスをお見逃しなく!
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by mura-toku | 2013-07-26 17:59 | 建築

 7月13日(土)に〝磐田・直庵〟のオープンハウスを行いました。

 当日は、外気温が高い猛暑日ではありましたが、室内は自然の風が

 縦横に吹抜け、気持ちよく見学をしていただけたかと思っています。




 
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 平屋建てかと見間違うくらい、高さを抑えた外観が特徴的です。

 軒を深く出すことで、夏の強い日射しを遮りながら風を通すが可能に

 なり、快適な居住環境が実現できました。




 
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 1階広間の吹抜けです。

 コーナーに配した開口部(障子が嵌っています)、造り付けの書棚、

 曲面状に張られた板張り天井等が目に飛び込んできます。

 壁面は、吸放湿性がとても高い北海道稚内産の珪藻土で仕上ました。




 
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 2階へ上がる階段を見上げたところです。

 手摺を持たなくても昇降可能な、階段はとても評判でした。

 階段材も床材と同じ国産の無垢材で仕上げ、壁・天井は珪藻土塗りです。




 
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 この家には、1階と2階との間に中2階を設けています。

 その中2階から階段を見返すと、広間の吹抜けへと視野が広がります。



 天井や明るさを変化させることで、家が楽しくなるのは何故でしょうか?

 部屋の温度は30度でも、快適に暮らせる理由は?



 その答えは、「この暑い夏だからこそ体感していただくのが一番!」とだけ、

 お伝えしておきましょう。

 建主のご好意により、特別に8月初旬まで見学が可能となりました。

 ただし予約制になりますので、幣社までご連絡をお願いします。



 
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by mura-toku | 2013-07-18 10:36 | 建築

 連日の猛暑が続く中、〝磐田・直庵〟の現場は猛ダッシュで工事が進んでいます!




 
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 木製デッキが設置され、正面の庭も整ってきました。

 全面に芝張りされた地覆面に、好みの樹木が顔を出しているようです。




 
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 正面から見ると、平屋建てに見えるプロポーション。

 長閑な周辺環境に配慮した、落ち着いた佇まいに仕上がりました。

 起り大屋根には、屋根全体が集熱装置になったソーラーシステムが搭載されています。




 
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 アプローチ側から見た外観です。

 庭とアプローチとの結界は、存在感のある柱塀にしてみました。

 まだ途中段階ですが、家を引き立てる名脇役の役割を果たしてくれそうな予感。

 玄関上部に設置した長い庇は、びおハウスMをモチーフにしたデザインにしてみました。




 
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 外は眩暈がするくらいの暑さですが、中は驚くほど涼しい環境です。

 太陽からの強い日射を遮り、自然の風を通すだけで、これほど快適に過ごせることを

 体感してみたらいかがでしょうか。

 今週末13日(土)の一日限定のオープンハウスに、是非お出かけ下さい!


 
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by mura-toku | 2013-07-09 18:21 | 建築

 いよいよ、〝磐田・直庵〟の完成が近づいてきました。

 今回は、注目ポイントのひとつである珪藻土について、お話したいと思います。




 
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 現場で材料を調合し、水を入れて練りの作業に入っているところです。

 珪藻土は、北海道稚内産のものを使用しました。

 実はこの珪藻土、国産のものとしては最大の吸放湿性 (材料自身が湿度調節を

 行う) を持っています。

 この材料に、天然の石灰、海藻、藁スサを配合し、練り込みました。




 
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 下地を施した壁面に、左官職人が勢いよく塗っていきます。

 水引加減を考えながら仕事を進めなければならないため、待ったなしです。

 あっという間に、壁一面が塗りあがりました。




 
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 塗ったばかりの壁面をアップで見てみると、こんな感じです。

 珪藻土に藁スサが適度に混ざり、ざっくりとした良い壁に仕上がりました。

 塗りたての壁の色は濃く見えますが、乾いてくるとこんな色合いに変わります。




 
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 最終的には、珪藻土そのものの色 (ほんとに薄いベージュ) に近づくことでしょう。

 柔かい調子の室内空間に、とても馴染んでいるようです。

 無垢の木や障子の和紙とも、相性が抜群ですね。

 一年を通して一番湿度の高いこの季節だからこそ、この壁の効果が気に

 なりませんか?




 
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 今月の13日(土)に、一日限定のオープンハウスを開催します。

 珪藻土だけでなく、太陽熱を利用したソーラーシステムや大型木製サッシュ、

 地元天竜産の木材をふんだんに使用した構造体など、見所満載の住宅です。

 是非、この機会をお見逃しなく!



 
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by mura-toku | 2013-07-05 18:23 | 建築