静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

❝ 浜松・夢双庵 ❞ 現場進行中!


 今回は、昨年の夏頃から工事が始まっていた ❝ 浜松・夢双庵 ❞ をご紹介しましょう。


b0111173_17080155.jpg


 上棟時の様子を写したものです。木材を上げるためのレッカーのアームが見えていますね。
 旗竿状の敷地で、進入路を登った高台の土地に、ガレージ付きの2階建て住宅を計画しました。
 鳥が羽根を広げながら訪問客を迎え入れる姿を、大屋根で表現しています。


b0111173_17185501.jpg


 上棟後、2か月経過したところです。
 上棟時とほぼ同じ位置から撮ったものですが、敷地の形状がよく分かります。
 登り切った正面(白い車の奥)には2台分のビルトインガレージを設置し、深い庇を掛けました。
 雁行型PLANに合わせた大屋根も、家を風雨から守るために屋根の出を大きくしています。


b0111173_17395191.jpg

 ビルトインガレージ(ブルーシートの右奥)の手前に架けられた深い庇です。
 正面奥から手前に向かって庇の出を大きくしていて、包まれるような安心感を覚えます。
 この庇を構成している木材はそのまま仕上を兼ねていますが、耐久性を考慮して赤身材
 (丸太の芯に近い部分で腐朽しにくい)の無節で揃えてみました。
 美しさと長持ちを兼ね備えたデザインは簡単ではありませんが、理想的な形と言えるでしょう。

 通常よりも長い時間を掛けて、職人たちがコツコツと仕事を進めています。
 それは、かつて日本の家が皆そうであったように、材を吟味し、美しく、上部で長持ちする
 性能の高いものを求めていたからではないでしょうか。
 現代の暮らしに適応しつつ、住まい手の好みに合ったデザインの家を実現させるには、
 それ相応の時間が必要です。
 時間を要する背景には何が潜んでいるのか?これから紐解いていきたいと思います。


 

[PR]
by mura-toku | 2018-02-06 18:11 | 建築