“京都・侘楽庵” 工事中!
2015年 03月 09日
先日、工事中の現場 “京都・侘楽庵” へ行ってきました。
雪が時折ちらつき、現場は相当冷え切っていましたが、そんな中でも工事は
着々と進んでいて一安心。
家の骨格が現場シート越しに現れている姿を見て、さらに安心しました。
京都は、あらゆる地域で条例が定められていて、屋根の角度や寸法・外装材の
仕上げや色合い等々を守らなければ許可が下りません。
今回は、そうした決まりをクリアしながら美しく表現できるかが課題でした。
1階の畳の間 (8畳の茶室) の進捗状況です。
断熱材が壁・天井に充填され、構造上必要な耐力壁として合板が張られていました。
左側の窓に向かって緩やかにカーブを描く天井ラインの正確な位置を決めるのも、
監理者として大切な仕事のひとつ!
図面と照合しながら、現場の板材を 「こんな感じで曲げて」 と指示を出しました。
これは、2階の畳の間 (4畳半の寝室) の状況です。
傘を広げた感じに見えることから、傘天井といいます。
中央に向かって天井が高くなることで、通常の部屋よりも広く感じられました。
これからの仕上がりが、とても楽しみです!
今春の完成に向けて、現場は動いています。
次回は、この家にも納入される銘木 (床柱などの特別な建築材) について、
ご紹介いたしましょう!
by mura-toku
| 2015-03-09 17:10
| 建築