静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

 「磐田・直庵」 ディテール紹介!


 
b0111173_1741012.jpg


 所定の位置にソファが置かれ、日々の暮らしが始まった “磐田・直庵”。

 吹抜け空間であっても、背後の壁を設け、天井高さを抑えることにより、

 落ち着いた雰囲気を味わうことが出来ます。

 包まれるような安心感が、時を忘れさせてくれることでしょう。




 
b0111173_17115929.jpg


 この広間を出たところに、階段があります。

 壁を濃色に仕上げることで、階段や手摺が浮き出ているように感じます。

 もう少し近づいて見てみましょう。




 
b0111173_17151573.jpg


 手摺は、奥の壁から離して取り付けているのがお分かりでしょうか。

 先端部は当たっても痛くないように、角を丸く加工しています。

 形状は握りやすく、しっかりと保持できるディテールを心掛けました。




 
b0111173_17204927.jpg


 階段を設計する上で気を付けなければならないのは、この折返しです。

 せっかくいい感じで手摺に持たれていても、ここで連続した感触にならな

 ければ、折角の苦労も水の泡・・・。

 リレーのバトンタッチのように、スムーズに流れていきたいものですね。

 大事なことをもうひとつ。

 写真では分かりにくいのですが、この濃色の壁厚はなんと3cm。

 こうすることで、ゆったりとした階段幅が確保できるのもポイント!




 
b0111173_1729924.jpg


 所かわって、2階の子供室です。

 空間の説明はさておき、正面の収納に注目して下さい。

 何の変哲もない普通の収納に見えますが、さて何でしょうか。




 
b0111173_17331888.jpg


 収納建具の取手に近づいてみました。

 木製の取手ですが、手で握るところの厚さ (大人でもしっかりと握れる) と

 手が入るところの深さ (手の指が建具と摺れない) が絶妙です。

 使い込むほどに味わいが深まる無垢の木は、何ともいえない魅力があります。




 今回は、手に触れる箇所に絞ってディテールを紹介してみました。

 毎日使うものだからこそ、自然に手を導いてくれるような、さりげない設計を

 これからも継続していきたいと思っています。 

 ディテールが練られた建築は機能だけでなく、美しくもあると信じて・・・。 

 
[PR]
by mura-toku | 2013-09-12 17:53 | 建築