「濱松・京田郷の家」 の構造材検査!
2013年 05月 23日
先日、浜松市天竜区にある製材所に行って来ました。
目的は、〝濱松・京田郷の家〟の構造材検査を行うためです。
天龍といえば、杉・檜で知られる国産材の産地ですが、当日も地元の山で育てられた
原木が山積みになっていました。
弊社では、全ての設計監理物件に対して、構造材の検査と選定作業を行っています。
この日も通常通り、まずは使用する横架材 (梁とか桁とか棟木とか呼ばれています)
から作業開始!
関係者一同、材料の木肌を見ながらどの位置に宛がったらいいかを協議します。
そして、確定した物がこちらです。
例えば「ほー又9」と記されているのは、ほ通りと9通り付近の交点を意味します。
「下化粧面」 とは、今見えている面とは反対側 (すなわち下面) が表わし=部屋の中に
見えてくることを指しています。無垢材は、ここが肝といっても過言ではありません。
「ワレ↓×」 とは、ここから先に割れ目があるので使用してはいけないということです。
一本の材でも、これだけの指示内容が目視検査によって行われていきます。
柱も、同様に行われていきます。
この写真は化粧材だけですが、壁の中に隠れてしまう材もチェックを行います。
上から含水率測定 (材の水分量を測る) 、強度測定 (材の粘り等を測る)、放射能
測定 (材の放射線量を測る) を実施した写真です。
今回は建主の要望を受け、使用する材の放射能測定も特別に行いました。
結果は基準内に納まり、無事合格!
現場では、基礎工事が佳境に入りました。
また、その様子は改めてご紹介いたしましょう~
by mura-toku
| 2013-05-23 14:58
| 建築