静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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 「濱松・京田郷の家」 の表層地盤改良!


 浜松市内で、新しい住宅の工事がスタートしました。

 郊外の住宅団地に建てられるその家の名は、〝濱松・京田郷の家〟。

 その昔、この地をそのように呼んでいたことにちなんで名付けました。




 「地震に強い家」 が建主の第一希望!

 そこで、造成前の地盤状況を確認するために公的機関へ出向いたり、

 建主自らが地元の図書館で情報を入手されたりして、過去の土地の

 データを確認しておきました。

 その後、土そのものを採取して行う精密な地盤調査を行った結果、

 複雑な地盤状況であることが判明したため、今回は現状の土と固化材

 を混合して固い地盤をつくる〝表層地盤改良工事〟を行うことにしました。




 
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 大きな重機で土を掘り起こし、エリアごとに地盤をつくっていきます。




 
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 最後は、土の表面をローラーで締め固めれば完了です。




 
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 建築物に高低差がある場合は、このようにレベルごとに地盤をつくります。

 垂直に近い地盤面をつくるのは大変ですが、今回は時間を掛けて施工して

 いただきました。




 この工法を採用するにあたり、構造の専門家と念入りに協議を進めました。

 住宅本体は、100ページを超える詳細な構造計算に基づき構造設計をして

 もらいましたので、その基準をクリアするための地盤強度が設定されています。

 今回は工事に入る前に、実際使用する土と固化材を混合した3タイプの試験体

 で強度試験と六価クロム溶出試験を行い、どちらも基準をクリアできました。




 いくら家を丈夫につくっても、それを支える地盤に問題があったら本末転倒です。

 強度と環境のバランスを図りながら仕事を進めていくのが、私たち監理者の役目

 でもあります。

 ちなみにこの家は、長期優良住宅で耐震等級3をクリアしました。

 今後、工事中の見学会を開催しますので、今しばらくお待ち下さい。


 
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by mura-toku | 2013-04-15 14:55 | 建築