静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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 『 びおハウスM 』 報告!


 皆様、明けましておめでとうございます!

 今年も、建築の話題を中心に発信していきたいと思いますので、宜しくお願いします。




 
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 2013年最初のカットは、愛知県に昨年末竣工した〝びおハウス001〟の外観です。

 この住宅は、一昨年の東日本大震災で起きたエネルギー問題について、我々建築家

 や研究者がチームを組み、新しい住宅の在り方を正面から考え直した結果、産まれた

 ものです。




 
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 少し横から見た外観です。

 屋根の先端を斜めにカットしているのは、冬の太陽光が部屋の奥まで届くことを計算

 して角度を決めています。

 屋根の頂部に飛び出て見えているのは、自然の風と光をコントロールするためのもの。





 
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 屋根の上から見たところは、こんなデザインです。

 煙突状に壁を少し立ち上げて、そのてっぺんに天窓を設置しています。

 この天窓は電動で開閉し、雨が降れば自動的に閉まるセンサー付の優れもの。





 
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 家の中から見上げると、こんな感じです。

 家の中心は暗くなりがちなので、自然光を取り込むことができるのはいいですね。

 また、この煙突形状を利用して風の道をつくる〝ヒートチムニー〟は、外出時でも

 開放しておける自然換気システムも兼ね備えています。




 
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 左手リビングの向こう側には、第2のリビングが広がっています。

 外壁で囲まれたウッドデッキは半屋外の空間で、とても気持ちがいい。

 右手は小上がりの畳コーナーで、 座の雰囲気を楽しむことが出来ます。




 
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 2階からリビングを見下ろしたところです。

 吹抜け空間の窓から届く自然光は、部屋の奥まで導かれます。

 その理由は、窓越しに見える2階バルコニーの床が透けているから。

 ここの床が半透明なので、1階の窓からも光が十分入るというわけです。




 
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 2階のバルコニーを見れば分かるように、床は格子状のパネルになっています。

 かなり奥まったバルコニーですが、光と風を妨げない軒内空間が完成しました。

 日本の気候風土を見つめなおし、新しい解釈でデザインした〝びおハウスM〟。

 今後も、各地でプロジェクトが進行していく予定です!
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by mura-toku | 2013-01-08 15:50 | 建築