静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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 『浜松・素描庵』 の構造材検査2 (杉材編)!

 
 前回に引き続き、『浜松・素描庵』 の構造材検査の様子をお伝えします。



 
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 当日、この検査に携わった方達全員が写っていますね。

 写真右から、木材を供給してくれている㈱鈴三材木店のY氏、背中を見せているのが

 幣所スタッフのA、その向こう側に見え隠れしているのが地元天竜材を製材している

 ㈱フジイチのU氏、そして左側の2人は施工者である㈱アトリオのA氏とF女史です。

 現場担当のA氏から、木材の根の方向 (木は山に立っているので、下向きを根と

 呼んでいます) を揃えるようにと、ちょうど手厳しい指示が出された瞬間ですね。



 
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 上の梁材は最終的に巾12cm×高さ24cmの寸法になるのですが、このように

 削る前には必ず5mm程度大きく製材されていなければなりません。

 1軒1軒設計段階で構造計算をしていても、使われている構造材はその寸法より

 一回り小さいなんていうことがあるようです。

 木 (中でも土台や柱・梁) に掛かる力の負担は大きいので、この時点で見落とし

 てはならない大事なポイントですね。



 
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 同時に忘れてはならないのが、木の水分を測定することです。

 杉の梁材を測定している写真ですが、14%と表示されました。

 適正な水分率で、構造材に使用するには申し分の無い数値です。



 
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 設計上、どうしても長いスパン (間隔) を飛ばさなくてはならない梁が出てきて

 しまう場合があります。しかも、それが化粧材だったりすることも・・・。

 でもそんな時に頼りになるのは、前出のY氏とU氏の存在です。

 今回は特一材 (四隅の角に丸みが無く、材の一様に節があるもの) なのですが、

 特別にこんな美しい材料を用意してくれました。水分率も全く問題ありません。



 このように、建築に関わる多くの皆さんの協力無しでは、いい家になりえません。

 これから長丁場になりますが、皆さんの奮闘を期待したいと思います。
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by mura-toku | 2011-05-24 12:06 | 建築