静岡県浜松市にある村松篤設計事務所の所長のブログです


by mura-toku
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 『浜松・憩庵』 男の居場所!


 2世帯住宅を計画する場合、考えなければならない点が数多く挙げられます。

 中でも代表的な点は、両世帯の生活スタイルやリズム、好みや価値観の違い

 を、各人がどう折り合いをつけていくかということです。

 同じ一つ屋根の下で生活する訳ですから、外観デザインから内観デザインに

 至るまで、ある程度統一感を持たせた協調性のあるものが望ましいでしょう。

 かといって、たとえば仕上げやその色までを同じにする必要はありません。

 よく用いる方法としては、上下階を結ぶ階段の途中で自然にテイストが切り

 替わるように、設計を練り上げていくことです。



 
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 2階へと誘う階段は、最も神経を使う部分です。

 階段1段の奥行と高さ寸法、足に吸い付くような材質感、触ってみたいと思う

 ような手摺デザイン等々、これらがすべてかみ合った時、手摺を持たなくても

 昇降が楽に出来る階段が出来上がります。是非、体感をお勧めします。



 
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 この家は、階段の踊り場の向こう側にもうひとつ特別な場が用意されています。

 2世帯住宅に住む男達は、家の中で自分の居場所を見つけられないでいます。

 とくに子世帯のご主人は、親世帯と相方の間に立ち、双方を立てながら調整を

 図らなければなりません。会社でのストレスも、相当なものがあることでしょう。

 どんなに小さくても、どんなに狭くても、〝男の居場所〟を確保すべきと考え、

 階段の途中に1畳の個室を設けてみました。



 
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 実はこの居場所、床が2段構成になっていて、天井が高く、自然光に包まれる

 最高の空間に仕上がりました。しかも床は畳で、ごろ寝することも出来るんです。

 読書するも良し、工作するも良し、ぼうっと昼寝するも良し、何とも羨ましい!



 
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 この空間全体をカメラに納めるのが難しいくらい、天井が高く魅力に溢れています。

 しかもこの部屋の入口は腰を屈めて入る、茶室のにじり口のような設えですから、

 ここから向こうは自分の世界だと思わせる効果があるはずです。



 
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 踊り場で折り返したら、2階への空間が広がっていきます。

 1階とはわずかな部分でテイストを変えて、カジュアルな雰囲気に仕上げてみました。

 ここから先は、実際の空間をご自分の体で感じてみてください。



 
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 今週の29日(金・祝)にオープンハウスを開催します。

 詳細については幣所HPの近況報告をご覧下さい。

 1日限りの体感を、是非お見逃しのないように!
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by mura-toku | 2011-04-27 16:44 | 建築