「磐田・福田の家」 を訪ねました!
2010年 12月 15日
4年前に竣工した 「磐田・福田の家」 に、工事関係者を集めて訪問しました。
建主のFさんは、仕事の関係で転勤を繰り返されていたのですが、今秋から地元勤務に
なられたことをお聞きし、久しぶりにお会いしたい気持ちになりました。
家は住みはじめてからが、本当のお付き合いになるということをいつも感じさせられます。
今回は、経年変化による外壁の部分汚れや造作家具の調整、室内に使用した建材の
確認が主だった内容でした。
左官仕事をされた親方に出向いてもらい、皆の前でレクチャーをしているところです。
部分汚れは何故おきたのか、多少ではあるが色褪せは防げないのか、今後の変化に
どう対応すればいいのかといったことに対して、直接丁寧な説明をしてもらったことで、
関係者一同は気持ちを共有することができました。
些細なことでも、皆が問題意識を持って取り組むことこそが大切なんですね。
玄関入口前の土間を見たところですが、東風が雨を伴って強く吹いたところだけ、
三和土の色合いが変化してきています。
自然の風合いそのものと言ってしまえばそれまでですが、こうした表情になることも
踏まえた上で材料や仕上の選択について、建主とのコミュニケーションは欠かせない
ものなのではないでしょうか。
by mura-toku
| 2010-12-15 18:13
| 建築