アントニン・レーモンド!
2010年 10月 22日
先月、三重大学にて開催された 「アントニン・レーモンド展」 を観て来ました。
レーモンドと言えば、国内で数多くの教会や住宅を手掛けられてきたことで知られていますが、
今回の展覧会はなかでも木造建築に焦点を絞り、写真や図面さらには模型までが展示されて
いて、内容はなかなかのもの!
木組みは四角に製材されたものを使用するのではなく、丸太をそのまま生かしたデザインで
まとめ上げているところが、独特の迫力を醸し出している。
それは、日本の大工技術の高さを最大限に引き出そうとした結果なのだろう。
もうひとつの見所は、キャンパス内に現存されている〝レーモンドホール〟を体感できること
であった。建設時は図書館として利用されていたものなのだが、現在は多目的ホールとして
使われているらしい。60年を経てもなお、私たちに 『建築とは何か』 を問い正しているのを
改めて考えさせられた1日でした。
by mura-toku
| 2010-10-22 17:31
| 建築